株式会社グリーンテクノ

他にない付加価値で飛躍的に企業成長、その鍵は責任感ある情報共有

単なる作業者で終わるのか、社会に向けた付加価値を創出する企業になるのか。後者を選び、飛躍的な成長を遂げた企業があります。

京都で1973年に創業した株式会社グリーンテクノは、未来を見据えた業務改革を行い、グループ会社3社で以前の売上規模の10倍を超える実績を実現しました。

その背景にあるのは、スピード感と効率化、そして責任感をもった情報共有でした。今回は同社 代表取締役 星山 邦彦様にお話を伺いました。(取材:2024年6月)

株式会社グリーンテクノ

代表取締役 星山 邦彦様
課題
  • 口頭の情報伝達では「知らなかった」「聞いていない」という場面が起きがちだった。
  • 企業の成長に伴い、口頭や時系列コミュニケーションツールでの情報伝達ではスピードが間に合わなくなった。
  • 一方通行の情報発信だけでは、チームの連携が取りづらく、自発的なスタッフ育成も難しかった。
変化
  • 「了解ボタン」を活用して、情報を理解したスタッフを可視化できた。
  • 交通渋滞などのタイムリーな情報も共有でき、業務をスピーディーに効率よく進められるようになった。
  • 「社内でこんなことが起きている」という情報が無理なく把握しやすくなり、手の空いたスタッフが自発的にサポートに動く場面も増えた。
株式会社グリーンテクノ

「知らなかった」の繰り返しでは顧客満足は生み出せない

SONRをどんな場面で使っていますか?
弊社およびグループ会社の計3社でSONRを使っています。業務連絡だけでなく、ノウハウの共有や教育も含めて情報共有のツールとして活用しています。

SONRユーザーの内訳としては、グリーンテクノが20名、グリーンテクノ所属のアルバイトが10名、その他がグループ会社所属のスタッフです。

以前は口頭や時系列でスレッドが並ぶ他のコミュニケーションツールでの報告・連絡・相談を行っていました。
その際の課題は、情報を誰が見たのか確認しづらかったり、埋もれがちになり「聞いていない」「知らなかった」という声が目立つようになったことです。
口頭の情報伝達は記録が残りませんし、時系列スレッドなどの一元的な情報共有ではトピックに直接関係のない人への通知も多くなり、情報を追うだけで時間がかかってしまいますね。
そうですね。弊社の場合、ゴミ回収の現場の状況だけでなく、車両の管理やお客様からこんな要望があったということまできめ細かく情報共有しています。

特に弊社が事業展開する京都は、伝統や環境保全を重視する地域柄、日本の他の地域よりも廃棄物回収に関する規制やルールも多い。そのため、きめ細かな情報共有がお客様の満足度にも直結するんです。

ですから、弊社では「責任感とともに情報共有する姿勢」を大切にしています。

成長期にSONRを導入し、売上規模も10倍以上に

御社は1973年創業と歴史も長いのですが、「これまでの長い間、口頭で情報伝達ができていたのにSONRのようなツールを使う必要があるのか」といった社内の反発はありませんでしたか?
いいえ、ありませんでした。

というのも、弊社は1973年創業ですが、企業としてのさらなる成長を目指して2008年に法人化しています。成長に伴い、スタッフ、機材などのモノ、顧客数などのあらゆる「数」が増えていく中で、従来のコミュニケーション方法での限界を組織としても強く感じていたんです。
組織が成長するためにはコミュニケーションを効率化しないと、と現場も感じていたのですね。ちなみに、法人化する以前と後でどのくらい規模が変わったのでしょう?
2008年に法人化する前と比べて、何回かのM&Aも経たこともあり現在は、売上が10倍以上になりました。
大規模な成長を遂げられたのですね。これだけの規模で会社が成長していく中で、情報共有にスピード感が必要となるのも当然かと思います。
そうですね。以前の口頭伝達などでは、次第に顧客管理が追いつかなくなっていきました。

SONR導入後は、「社内でこんなことが起きている」といった情報も、直接の担当者でないメンバーも無理なく把握しやすくなりました。

ですから、手の空いたスタッフが業務の応援に入る場面も増えましたし、スタッフひとりひとりの仕事に対する「自発性」も高まりましたね。

企業の成長に欠かせないのはスピード感と責任感

大成長を遂げた御社ですが、SONRで情報共有をする際に気をつけているポイントはありますか?
まずオペレーション面では、廃棄物回収の当日に起こりうる状況をよりスピーディーに連絡するようにしています。

一方通行の情報発信ではなく、関係スタッフがきちんと確認しているかも見ています。SONRなら「了解ボタン」があるので、誰がメッセージを見たのか可視化できるのもいいですね。

了解ボタンを押すことで、「理解した」という意思表示にしようと事前に社内でコンセンサスを取りました。また、流れてくる情報をただなんとなく見るのではなく、「責任を持って了解ボタンを押すように」と定期的に社内にアナウンスをして、全スタッフの意識を高める努力もしています。
情報量が増え、スピード感も早くなると「なんとなく」情報を受け取る人が増えがちです。御社では情報を伝え切るステップまで意識して、情報を受け取る側の意識を高める工夫や努力もされているのですね。
そうですね。グループ3社が協力して効率よく生産性を高めることで、売上と技術を1社の時よりも伸ばしやすくなりました。

SONRは所属の異なるスタッフも垣根なく情報共有ができるので、実務や管理の色々な場面の効率化に大きく役立ちました。
その他にSONRが役立った場面はありますか?
京都は市内での交通渋滞が多いので、渋滞の状況や「今日はこの道が通れない」といったタイムリーな情報共有も業務をスピーディーに進めていくうえで役立っています。

また、個人的な相談もSONRはしやすい印象ですね。時系列ツールですと、参加しているメンバー全員に通知が届いてしまいますが、SONRならさらに小さなグループに参加者を分けられる。私も何人かの小さなグループに向けたメッセージなども活用しています。
会社が大きくなればなるほど、代表や管理部門の方は色々な業務でオフィスを不在にしたり、直接話せない場面も増えてきます。なかなか実際に顔を合わせる時間がなくても、個人的な相談ができたり、伝えたいことを伝えたい人にだけメッセージできるSONRのようなツールがあればチームの結束力維持にも役立ちますね。
はい。相談だけでなく、社内レクリエーションなどの場面でも色々なボードがSONR上で立ち上がっています。

私がメンバーとして所属していないタスクも存在していて、スタッフそれぞれの自発性に任せて情報発信と管理をしています。
情報の管理も一部現場に任せられると、代表者の方は安心してもっと経営に集中できますね。

単なる作業で終わらない、付加価値と顧客満足度の高いサービスを

ホームページなどを拝見し、御社は顧客満足度に非常にこだわっている印象をうけます。環境事業における顧客満足とは、一体どんなことなのでしょうか?
弊社が考える顧客満足とは、単にゴミを廃棄するだけではなく、「廃棄物を適正に処分する」「こんなリサイクルに還元されている」というメッセージもお客様に伝えることです。

お客様が排出したものがSDGsのように持続可能な社会にどのように役立つのか、そしてその実現のために弊社がどんなお手伝いをしているのかという視点でサービスを提供しているんです。

ですから、弊社の社員のみならずアルバイトのスタッフにまで全員に「ただ廃棄物を回収するサービスを提供しているのではない」と常に伝えています。
御社が掲げる「環境への責任感」を社内に定期的に発信することで、サービスの付加価値創造にも繋がっているのですね。グループ会社同士で連携する時、会社の垣根を超えた情報共有で苦労する企業も多いのですが、御社の場合はSONRをうまく日常に取り入れて連帯感を高めている印象を受けました。

これからも、SONRを通じてさらなる付加価値創出のお手伝いができましたら幸いです。

インタビューへのご協力ありがとうございました!
株式会社グリーンテクノ
株式会社グリーンテクノ
廃棄物の収集・運搬、リサイクルを中心とした環境事業を展開。
企業URL:https://kyoto.eco-greentechno.com/
業種
専門サービス業
課題
コミュニケーション活性化 業務改善
所在地
京都府京都市
設立
1973年創業、2008年 株式会社グリーンテクノとして法人営業開始
人数
29名

チームをつなぐコミュニケーションツール

SONRには月額制の安価で導入しやすいクラウド版と
各社専用の環境で構築するプライベートクラウド版があります。

その他の導入事例

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