株式会社サカイサイクル

情報を共有する場を設けたことで部署間の垣根を越えたコミュニケーションが活発に。スタッフ一人ひとりの経験や意見が会社の力になる理想の経営が実現した。

株式会社サカイサイクル
導入前の課題

店舗や事業所が各地にあり、従業員も多く社内での情報伝達がきちんとできていない状況だった。情報が共有できず、部署ごとに隔たりも。

大阪・堺市で自転車メーカーとして誕生したサカイサイクル株式会社。自転車を製造し、全国の小売店に卸しながら10年ほど前からは直営の小売店「サイクルヒーロー」をスタート。南大阪を中心に9店舗展開し、地元地域に密着した小売店をメインに現在は本社と工場を大阪・住之江に構える。

自分たちが作った自転車を直接届けたいという思いから、日々地元の方が求める消費者のニーズに合わせた自転車を開発している。

100名近くの従業員をもち、店舗や本社、東京の事業所などを抱える同社では、社内の情報伝達に難しさを感じていたそう。メールやLINEなど連絡のツールもバラバラで、上から伝えたいことがあってもスタッフ一人ひとりに届きにくい状況に。部署ごとでそれぞれ業務を進めるため会社内のまとまりがなく、お互いの業務が見えにくく部署間に壁が生まれていたそう。

SONRの導入によってこれらの課題がどう解消していったのか、杉岡社長にお話を伺った。
導入による解決

社員一人ひとりの声が商品の開発やサービスに活かされる理想の会社に。社内のコミュニケーションが活発化し、会社に一体感が生まれた。

「SONR」を導入しようと思われたきっかけは何ですか?
杉岡社長:いろんな人が使っているのを見ていて、興味はありました。SONRが一体どんなものか詳しく話を聞いてみて、「これなら会社の悩みが解決できるかもしれない」と思いました。実際、使いだすまでは社内で情報伝達ができていないことや部署ごとがバラバラになっていることに対して明確な問題視ができていませんでした。SONRを取り入れてみて、社内の問題に気づけた部分もありました。
新しく導入することに対して、社員さんから抵抗などはありませんでしたか?
杉岡社長:今までの連絡はLINE、メール、電話が中心。LINEはプライベート性が高いので、業務での使用に難しさは感じていました。最初はスタッフのみんなもSONRとLINEの違いがよく分からず、「夜中に発信するのはやめてほしい」といった意見も。「仕事のとき以外は見なくていい」と、きちんと使う目的、ルール、使い方を伝えた上で理解してもらいました。

そうは言っても使いだしてまだ半年なので、ただ閲覧しているだけの人もいます。一部のスタッフはまだ慣れていなかったりするので、社内でSONRをどう位置付けしていかに活用していくのかもまだまだ手探り中です!
「SONR」を導入して、変化はありましたか?
杉岡社長:店舗や部署ごとでそれぞれ業務をこなしていたことが、各現場の情報を全社共有することで会社が一丸となっていっているのを感じます。委員会やプロジェクトチームなどが立ち上がり、SONR上で意見の交換や会議が行われてコミュニケーションが活発に。これまで社内で縦のつながりはあっても、横のつながりはなかったのがSONR上で進み、使いだしたこの半年で会社が進化しているように思います。

例えば、以前は商品開発部が作ったものを渡されるがまま店舗が販売する、という形でしたが、今は商品開発部と販売が双方向にSONR上で意見を交換し合い、商品開発にも活かされている。現場の声を会社の力にするという、理想としていた全員経営が実現しつつあります。
それは素晴らしい変化ですね! 実際、「SONR」はどのように活用しているのでしょうか?
杉岡社長:店長や部署、委員会、プロジェクトごとなどさまざまなディスカッションボードを立ち上げています。10カ所以上ある事業所の人となかなか接する機会がないので、「社長ボイス」というボードでは日ごろ私が感じていることや考えを発信して価値観共有を行っています。

あとはお客様に褒めてもらったり共感してもらったことを共有する「お客様ボード」、また逆にクレームや失敗談をアップする「勉強させていただいたボード」を設置。成功したことも失敗したことも共有することで、他の人も勉強になり、一人の経験がみんなのものになる。こういう情報に触れて、みんなで「こうしたらいいよね」と話し合える場となっています。新入社員が入ってきたとき、過去の情報を遡って見てもらえるのもいいですね。

またスタッフが自由に書き込める「リラックスボード」なんかも。自転車を扱っている会社なので、ツーリングに行ってきたといった日記のような内容がアップされたり、マウンテンバイクのイベントがシェアされたり、今までは一部の人間で盛り上がっていたような会話が会社ぐるみに。仕事中も思わずほっこりします(笑)。
なるほど、共通の好きなものや趣味があるからこそ楽しみも広がりますね。
杉岡社長:自転車の楽しみを自分たちが分かっていないとお客様にも伝えられません。今まで個人的だったものが会社ぐるみで楽しめて、それが仕事にもつながっていく。SONRによってそのような流れもできています。

あと弊社ではカレンダー機能もかなり活用しています。会議や出張の予定を入れておくことでお互いの予定や会議室の空き状況を確認する手間が省けるし、通知機能があるので予定を忘れることもなくなりました。また事務員はスタッフが不在のときに電話を受け取ったとき、電話メモを入れられるのが助かっているようです。折り返したかどうかも分かりますしね。いい機能がたくさんあるので、使い方も模索中です。
半年の間にいろんな活用をしていただいていて、なによりです!
今後の展望

SONRが社員の絆を作ってくれる場となり、情報を共有しながら同じ方向へ。自転車を通して、地域の方々の幸せに繋げていきたい。

杉岡社長:私たちは地域密着型の会社を目指しています。地域に密着するということは、現場が一番お客様の声を毎日聞いています。それぞれの現場を活性化させて、一人ひとりの力をもっとしっかりと活かしていきたい。そんな会社にしたいですね。

SONRというものがみんなの架け橋の絆となり、常に同じ経験や情報を共有することで今まさにベクトルが同じ方向を向きつつあります。自転車を通して地域のファミリー、子どもの未来に光を当てて幸せを演出していきたい。そんな理念ビジョンの実現にSONRは役立っていると思います。
最後にSONRを検討中の方に一言お願いします。
杉岡社長:価値、効果がすごい上、月額が安くコストパフォーマンスが素晴らしいので、お会いする経営者さんなどにはすでにお薦めして宣伝しています(笑)。とにかくだまされたと思って一度使ってみればそのよさが分かっていただけるのではないでしょうか。

また社内だけでなく、SONRを使っている別の会社の人とも連絡のツールとして活用できるのがいいですね。仲間内で使っている人もいるので、最近ではSONRでやりとりすることが増えています。今後使っている人が増えたらより便利になっていくと思います。
ありがとうございました!
株式会社サカイサイクル
大阪・堺市で自転車メーカーとして誕生したサカイサイクル株式会社。自転車を製造し、全国の小売店に卸しながら10年ほど前からは直営の小売店「サイクルヒーロー」をスタート。南大阪を中心に9店舗展開し、地元地域に密着した小売店をメインに現在は本社と工場を大阪・住之江に構える。
業種
流通・卸売・小売
課題
コミュニケーション活性化
所在地
大阪市住之江区
設立
1986年5月
人数
100名

チームをつなぐコミュニケーションツール

SONRには月額制の安価で導入しやすいクラウド版と
各社専用の環境で構築するプライベートクラウド版があります。

その他の導入事例

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