クラウドストレージとは?プライベートクラウドとパブリッククラウドそれぞれに適した企業の特徴
近年では、データ共有を円滑にするためにクラウドストレージを活用する企業が増えています。
しかし中には、データ漏洩やウイルスなどのセキュリティ面を不安視し、自社専用のプライベートクラウドの仕組みを活用してデータの安全性を確保するなどの対策を行っている企業も少なくありません。
そこで本記事では、
「そもそもクラウドストレージって何?」
「プライベートクラウドだとどうしてセキュリティが強化できるの?」
「プライベートクラウドとパブリッククラウドの違いは?」
…という方のために、そもそもクラウドストレージとは何かをはじめ、プライベートクラウド・パブリッククラウドなどクラウドストレージの種類やそれぞれに適した企業についてお伝えします。
目次
クラウドストレージとは?
クラウドストレージとは、インターネットを介してデータを保存、管理、バックアップするためのオンライン上のストレージサービスのことを指します。
このクラウドストレージは、インターネット経由でデータをオンライン上に保存することができるため、パソコンのハードディスクやUSBなどの容量を気にする必要がないといった利点があります。
さらに、時間や場所にとらわれずにデータの閲覧やダウンロードなども可能で、クラウドストレージ上のデータの内容が変更された場合には、リアルタイムでデータを更新したり、複数人にファイルを共有したりすることも容易なため、クラウドストレージはテレワークなどに最適と言えます。
クラウドストレージの種類と主な特徴
上記でお伝えした「クラウドストレージ」には、大きく分けて以下の3種類があります。
- プライベートクラウドストレージ
- パブリッククラウドストレージ
- ハイブリッドクラウドストレージ
では、それぞれの特徴について見ていきましょう。
プライベートクラウドストレージ
プライベートクラウドストレージとは、企業や組織が構築・管理する自社専用のクラウド環境で、データを安全に保存・共有するためのストレージシステムのことを指します。
このプライベートクラウドストレージは、外部ユーザーからのアクセスができないように制限され、自社の従業員だけがクラウド環境を利用することができるという特徴があるため、セキュリティやプライバシーの要件が高い組織に最適です。
なお、プライベートクラウドについてはこちらの「プライベートクラウドとは?2つの形態とそれぞれの特徴」にて詳しく紹介されているため、ぜひ参考になさってください。
パブリッククラウドストレージ
パブリッククラウドストレージとは、クラウドサービス提供事業者が構築したクラウド環境を、他の個人ユーザーや企業などと共同利用するクラウドストレージサービスのことを指します。
前述した「プライベートクラウドストレージ」との大きな違いは、「自社専用のクラウド環境を構築するかしないか」という点です。
また、パブリッククラウドストレージを利用するユーザーは、自身でサーバーや専用のネットワークを用意する必要がないため、導入時のコストが低く、個人ユーザーでも利用しやすいといった利点があります。
それぞれのクラウドストレージに向いている企業の特徴
ここまで「プライベートクラウドストレージ」「パブリッククラウドストレージ」と「ハイブリッドクラウドストレージ」の特徴などについてお伝えしました。
どのクラウドがいいのか悩まれた場合は、以下を参考にして自社の要件や規模に合わせて最適なクラウドを選びましょう。
【プライベートクラウドが向いている企業】
- 中規模から大規模の企業
- 自由度の高いカスタマイズがしたい
- 機密情報や個人情報を多く取り扱っている
【パブリッククラウドが向いている企業】
- 大企業〜中小企業やベンチャー企業・個人での利用
- すぐにクラウドサービスを導入したい
- セキュリティやカスタマイズ性はそこそこあればよい
- 導入や運用にかかる労力を抑えたい
【ハイブリッドクラウドストレージが向いている企業】
- 業務によって社外からアクセスできる環境を構築したい
- 自社運用やクラウドサービスのコストを削減したい
- サーバーの管理をアウトソーシングしたい
自社にあったクラウドストレージを導入することが大切
以上で紹介した3種類のクラウドストレージには、それぞれに向いている企業がありますが、
「個人情報や機密情報が含まれるデータをできる限り安全に管理したい」
「全てのメッセージログを自社のサーバーで管理したい」
「自社独自のシステムと連携できるツールを導入したい」
…などといった場合は、自社の要件にあったシステムを一から構築できるプライベートクラウドストレージを利用することをおすすめします。
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