社内で必要な情報共有の具体例と効果的に共有するコツ
目次
会社では報連相が大事です。
しかし漠然と「情報共有をしよう!」と言っても、なかなか社内に浸透しません。
- プロジェクトの全容を知っている人がいない
- ひとつのことを決めるだけで時間がかかる
- トラブルが発生したらなかなか解決しない
- 部署間での連携ができない
- 上司と部下の間でコミュニケーションが不足している
…例えば、こんなことで困っていませんか?
実はこれ、情報共有が不足していることが原因で業務効率を下げている例なんです。
社内の情報共有がうまくいかないと、上記のような状態に陥り、業務効率が落ちてしまうため、社員たちが持つ本来のパフォーマンスを発揮できません。
では、どういった情報を社内に共有すれば、業務効率が改善するのか、具体例と情報共有のコツをまとめていきます。
情報共有の本分
そもそも情報共有とは何なのでしょうか?
情報共有とは、個々の社員のもつ情報を蓄積、共有、活用することを言う。
ITトレンド「情報共有とは」
上記にある通り、個々の情報を「蓄積」・「共有」だけでなく、それを「活用」するところまでが情報共有です。
そこで、情報共有の役割とは何なのかをまとめてみました。
- 業務の属人化を防ぐ
- 情報収集にかけるコストを下げて仕事を効率化する
- 生産性を向上させる
- チームや部署間での連携をスムーズにする
- 新たな発想が生まれる環境をつくる
このように情報共有には仕事の無駄を減らして、会社の生産性を向上する目的があります。
業務に携わったメンバーの知識やノウハウをチーム全体で活かせるようにすることで会社の財産にすることが情報共有の本分と言えます。
社内での情報共有の例
具体的にどういった情報を共有すれば生産性が向上するのでしょうか。具体例を考えました。
これらの情報共有には、
- 状況を把握し、ムダを減らす(顧客情報、会議資料、スケジュール)
- 教育コストの削減(日報、クレーム、マニュアル)
- 社内コミュニケーションを円滑にする(日報、スケジュール)
といった効果が期待できます。
この他にも成約情報といった成功体験や、幹部からの情報発信による理念の共有といった情報共有もあります。
しかし、日報を書くように指導しても根付かない、スケジュールの共有が漏れやすい…というように、なかなか情報共有自体が浸透しないこともありますね。
そうならないようにしっかり目的を伝え、時には上司からフィードバックして習慣化するよう指導していくことが重要ですが、そもそも手順が大変だったり有効活用されていなかったりして、情報共有の仕組みに原因がある可能性があります。
そこで、効果的な情報共有のポイントを考えてみましょう。
効果的な社内の情報共有のコツ
社内の情報共有にはポイントがあります。
- 手間にならない
- 情報を共有しても大丈夫という安心感
- 適切にラベル付けされている
- 調べやすい
個別に見ていきましょう。
手間にならない
情報共有が進まない理由の中に「手間が増えて面倒」というものがあります。
「仕事なのに面倒とは何事か」と思われる方もいるかもしれません。しかし、日報や会議資料をサーバーにアップして閲覧するのにダウンロード、編集したらファイル名を変更して再アップロード…。手間がかかります。
しかもこの方法だと後から見返すのも大変なためその場で完結してしまい、活用もされにくいです。
ツールを活用すると手間が減らせるのでおすすめです。
Googleドライブなどのクラウドサービスなら閲覧・編集がしやすくなるし、編集履歴を自動で取ってくれます。使いやすいツールを使って手間を減らして社内での情報共有を習慣化する仕組みづくりをしましょう。
情報共有をしても大丈夫という安心感
例えば、クレームなどの失敗体験は特に人に知られたくないもの。
情報を共有することで叱られる、同僚に笑われる…といったデメリットばかりでは、クレームを隠そうとしてしまいます。しかしクレーム情報の共有には目的があるはず。しっかりそのメリットを伝え、情報共有したことに対して評価しましょう。
クレームに限らず、報連相不足は
- 「忙しそうだから声をかけづらい」
- 「大したことじゃないのに手間を取らせるかも」
といった不安から起こります。
これには、どういった情報を、どのように、いつ、誰に伝えてほしいのかを明確にすることが重要です。
適切なラベル付け
メンバーがバラバラのルールで情報共有をすると、人によって書き方や情報を置く場所が異なり、せっかくの情報が散らばってしまいます。
例えば、各自の営業報告ひとつ取っても
- Aさんは社内メール「件名:◯月Aの活動報告」で送ってくる
- Bさんは会議で発表するから議事録に直接書いている
- Cさんは共有サーバーに毎月違うファイル名でアップする
というようにそれぞれが資料を別々に置いていると大混乱です。
リアルタイムでその情報がアップされているのを見ている人たちならわかるかもしれませんが、後から参加した人は何が何だか…今までの経緯を把握するのも一苦労、なんてことになりかねません。
そうならないためにも、情報に
「何であるのか」「いつのものか」「なぜ共有するのか」
を適切にラベル付けして、ルールで決まったところに保存しましょう。後から他の人が見てもわかりやすくすることが大切です。
またフォーマットを決めることも効果的です。その際、5W1Hが明確になるようなテンプレートを作り、それを埋める形式にすると情報の統一化がしやすくなります。
調べやすい
せっかく蓄積された情報も見つけにくいと活用されません。
「ここを見れば情報がある」というルールを徹底し、検索などで見つけやすくすることで活用されやすくなります。
例えば、「◯月◯日 議事録」「◯◯の参考資料」といったように投稿する言葉を共通化しておけば、後からその単語で検索すると絞り込めるので便利ですね。
また、活用する側の検索スキルも重要です。複合検索やマイナス検索といった基本的な使い方はもちろん、連想ゲームのように検索語句を試していくとスキルアップに繋がります。こういったスキルは、誰かと「どっちが早く必要な上方にたどり着けるか勝負!」とゲーム形式でやっていると楽しく磨けます。
共有する目的に合った情報共有サービスを導入すると、より利便性が向上します。
社内の情報共有はどう行う?
では、実際に上記のような情報を効率よく社内に共有するためには、どういった手段を取ればよいのでしょうか?
社内に情報共有を共有するといっても、従来通りのアナログな方法では、社内の風通しがよくなっても業務の効率化は図れません。
また、メールを情報共有に使用している企業もありますが、メールは情報共有の専門ツールとして構造化されていないこともあり、一方通行の連絡には便利ですが、複数での情報のやり取りに向いていません。
そこで、おすすめしたいのが、ビジネスチャットやグループウェアと呼ばれる情報共有のためのツールです。
情報共有ツールの種類によっては、様々な機能があり、利用人数によってかかるコストも様々です。
その為、自社の情報共有したい内容や利用人数や、社外との連携も必要なのかどうか、また社員にどの程度のITリテラシーがあるかに合わせて、ツールを選択することが重要です。
社内情報共有ツール「SONR」
情報共有ツールを利用すると効率良く社内の情報共有が行えます。
弊社が開発・運用している社内コミュニケーションツール「SONR」は、シンプルでかんたんをコンセプトに掲げ、初めての情報共有ツールとしておすすめのサービスです。
・300名まで2万円/月、導入しやすいコスト
・導入の訪問サポートやオンラインサポートなどの支援
・多くの業種での生産性向上と業務効率化の実績
「情報共有ツールの導入に不安がある」「運用のイメージが沸かない」といったお悩みをお持ちの方には、活用方法をご提案し導入説明会を実施しておりますので、お気軽にご相談ください。
SONRの活用事例
各店舗が遠隔にあり、連絡ツールもバラバラだったため情報にタイムラグがあった山のせ様では、スケジュールやクレーム報告、各プロジェクトの情報など様々な情報共有をSONR上で行うことで生産性が向上しました。
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SONRを導入したことで、案件ごとの一連の流れを社員全員が把握できるようになり業務がスムーズになったエース様。生産性や業績も向上されています。
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