在宅勤務とは?テレワークとの違いや自宅での仕事を成功させるポイントを紹介

在宅勤務をする女性

近年、多様な働き方が増え、自宅にいながら仕事を行い、プライベートと上手く両立させる柔軟な働き方が注目されています。

在宅勤務、テレワーク、リモートワーク、ワーケーション…というように、働き方の名称も複雑化しているため、明確に詳細を理解している方が少ないのが実情です。

そこでこの記事では、「在宅勤務」を中心に解説し、在宅勤務を成功させるポイントなどをご紹介します。

「在宅勤務」とは?「テレワーク」 との違い

在宅勤務をする女性の手

「在宅勤務」とは、「テレワーク」という大きな枠の中の「働き方のひとつ」です。

テレワークとは、在宅勤務よりも広い概念で、以下の2語を合わせた造語を「テレワーク(tele work)」と呼びます。

「 tele 」= 離れた場所
「 work 」= 働く

また、テレワークとリモートワークはほぼ同意義で、いずれも遠隔地で仕事をするという意味を持ちます。

在宅勤務=テレワーク、と捉えられがちですが、実際は、テレワークという大きな枠の中に、在宅勤務などの複数の働き方が存在するということを覚えておきましょう。

関連記事:テレワークとは?導入前に押さえておきたい課題と手順

在宅勤務が増えた背景

在宅勤務のデスク上の様子

なぜ在宅勤務が増え、多くの企業から注目されているのか、その背景を解説します。

政府による働き方改革の推進

在宅勤務は政府が推進する「働き方改革」のひとつです。

2013年に閣議決定された「世界最先端IT国家創造宣言」で「雇用形態の多様化とワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和)の実現」という項目において、以下の目標が定められました。

若者や女性、高齢者、介護者、障がい者を始めとする個々人の事情や仕事の内容に応じて、クラウドなどの IT サービスを活用し、外出先や自宅、さらには山間地域等を含む遠隔地など、場所にとらわれない就業を可能とし、多様で柔軟な働き方が選択できる社会を実現するとともに、テレワークを社会全体へと波及させる取組を進め、労働者のワーク・ライフ・バランスを実現する。

参考資料:世界最先端 IT 国家創造宣言の変更について

働きたくても何かしらの事情で働きづらい人々の問題を解決し、労働する人を増やすことで経済発展の基礎を作ろうという考え方が「働き方改革」です。

新型コロナウイルス感染症対策で注目されるように

新型コロナウイルス感染症の影響により、在宅勤務を含めた「柔軟な働き方」の導入が一気に加速し、多くの企業で注目されるようになりました。

在宅勤務を行うと、第三者に接触する機会が減るため、感染症対策をしながら安心して仕事が継続できます。また、必然的に自宅で過ごす時間が増えるため、育児に参加しやすくなるなどといった、さまざまなメリットがあげられます。一方で、在宅勤務の課題も明らかになってきました。

次の項目では、在宅勤務のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。

在宅勤務のメリット

在宅勤務のメリット

通勤が必要な勤務体系と比べ、在宅勤務にはどのようなメリットがあるのでしょうか。

下記で具体的に解説していきます。

通勤時間がなく勤務地の制限がない

通勤時間がなく勤務地の制限がないのは、在宅勤務最大のメリットと言えるでしょう。

人によっては、家と勤務先との往復で通勤に数時間を費やしたり、満員電車や、出勤の為の身支度にストレスを感じたりと、通勤は気力や時間の消耗につながります。

また、在宅勤務なら通勤時間がゼロになるため、その空いた時間を業務やプライベートにあてられます。

そのため、仕事の効率がアップし、精神的にも満たされ、お互いWin-Winの関係が築けます。

育児や介護に対応しやすい

小さな子供がいる家庭や、介護をしている家庭の場合、学校からの呼び出しや、急な病気など、日常のイレギュラーな事態に対応しなければならない機会が増えます。

勤務時間や場所に縛りのある働き方だと、会社へ急な休みや早退を申請する必要がありますが、在宅勤務だと、仕事ができなかった時間は次の日や夜に仕事の時間をずらすなどの工夫がしやすく、比較的、自分の都合に合わせて仕事の時間を柔軟に決めることができます。

仕事に集中しやすく生産性を向上できる

在宅勤務の場合、基本的には1人で仕事を行うため、仕事に没頭しやすくなります。

例えば複数人が集うオフィスでは、好みの音楽や香りを楽しむアロマディフューザーなどの好みが人それぞれのため、思うように使用するのが難しくなります。

しかし在宅勤務では、仕事がはかどるアイテムを個々が自由に活用でき、自分なりの集中力が高まる方法を最大限に実施できるため、作業効率のアップにつながります。

災害時や伝染病があっても仕事を継続しやすい

災害や伝染病の影響で通勤・出社ができないといった緊急事態が、この先また起こる可能性はゼロではありません。

急な緊急事態に備えて、在宅で勤務ができる環境を整えておくと、災害時や感染症の広まりなどの緊急事態でも、仕事が継続しやすくなります。

在宅勤務のデメリット

在宅勤務のデメリット

次に、在宅勤務のデメリットについて紹介していきます。

仕事とプライベートのオン・オフの切り替えがしにくい

在宅勤務は、自己管理がしっかりできないと仕事を行うのが難しくなります。

自宅は本来、睡眠やくつろぐ場所といった日常生活を送る場所でもあるので、オンとオフの境界線があいまいになってしまいがち。

プライベートと仕事の切り替えができないと、仕事がはかどらないというデメリットがあります。

コミュニケーションが希薄になる

在宅勤務は、直に会って話をする機会が減り、インターネットを使ったチャットやメールでのテキストコミュニケーションが中心になるため、顔色や温度感を感じにくく、コミュニケーション不足に陥りやすいです。

関連記事:テレワークのコミュニケーション不足問題どうしてる?

セキュリティリスクが高まる

在宅勤務の場合、オフィスで仕事をする場合と比べて、セキュリティのリスクが高まります。

情報の共有に公共のネットワークを使用したり、自分以外の第三者が、仕事を行う端末を閲覧できたりと、在宅でも様々なセキュリティのリスクがあります。

例えば、個人情報が記載されたクラウドストレージのデータの流出、フィッシングサイトへの誘導など、様々なセキュリティリスクが潜んでいるため、在宅勤務を前提としたセキュリティ対策を強化していく必要があります。

在宅勤務を成功させるポイント

在宅勤務を成功させるポイント

在宅勤務をスムーズにすすめるため、以下のポイントを押さえておくことが重要です。

  • 勤怠実績が不透明にならない工夫をする
  • セキュリティリスクに対応しているツールを使う
  • 情報共有やコミュニケーションがしやすいツールを使用する

在宅勤務には不透明な部分が多いため、企業側が管理しやすいツールの導入をし、在宅勤務を行う個人が日々意識をして、セキュリティ対策や、コミュニケーションを積極的に行う必要があります。

在宅勤務には情報共有・コミュニケーションツール「SONR」が最適!

社内コミュニケーションツール「SONR(ソナー)」

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