なぜ企業は「オンプレミス回帰」を選択するのか?その理由と新たな選択肢について

なぜ企業は「オンプレミス回帰」を選択するのか?その理由と新たな選択肢について

近年、多くの組織がクラウド化を進めており、オンプレミスからクラウドへ移行するのが世間のトレンドです。

しかし、一度クラウドに移行したシステムが運用段階で様々な課題に直面することは珍しくありません。

これにより、予想されたメリットが得られない状況が生じた際に、「オンプレミス回帰」が検討されることがあります。

そこでこの記事では、「オンプレミス回帰」が行われる理由について分かりやすくまとめるとともに、今後、それらの課題解決に向けて一つの選択肢となり得る「ホスティング型プライベートクラウド」についてもご紹介します。

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各社専用の環境で構築するプライベートクラウド版があります。

オンプレミス回帰が選択される理由とは?

「オンプレミス回帰」とは、クラウド環境に移行した自社システムを再びオンプレミス環境に戻す現象を指します。クラウド事業者へ委託していた運用を再び自社運用に戻すということです。

オンプレミス回帰は、一般的にはクラウドの導入に逆行する行為と見なされ、クラウドを導入した際に適切な対策や検証がなされていなかった可能性があります。

「オンプレミス回帰」とは、クラウド環境に移行した自社システムを再びオンプレミス環境に戻す現象のことを指します。

これは、クラウド事業者へ委託していた運用を再び自社運用に戻すということであり、一般的にはクラウドの導入に逆行する行為と見なされる場合もあります。

オンプレミス回帰の理由は様々ですが、主な要因は以下のようなものが挙げられます。

オンプレミス回帰が選択される理由①運用コストの増加

オンプレミス回帰の理由の1つとして、運用コストの増加が挙げられます。

クラウドは、クラウド事業者側が用意したITリソースをインターネットを通じて利用し、ユーザーはその利用量に応じて料金を支払う「従量課金制」である場合がほとんどです。

そのため、データ量が増加したり、データのインポート・エクスポートなどの操作が頻繁に発生する場合には料金が大幅に跳ね上がることがあります。



さらに、事業の拡大に伴いクラウドの利用規模が急増した場合に、オンプレミス時よりもクラウドの利用コストが膨れ上がってしまうというケースもあります。

このようなことから、組織は運用コストを抑えるためにオンプレミス回帰をするという判断をすることがあります。

オンプレミス回帰が選択される理由②コンプライアンスやセキュリティ

セキュリティやコンプライアンス要件の観点からも、オンプレミス回帰が選択されることがあります。

例えば、顧客の個人情報や取引データなど非常に機密性の高い情報を取り扱う金融業界や、患者の健康情報や医療記録などを取り扱う医療業界などは、セキュリティとコンプライアンスが非常に厳格です。

これらの業界では、情報やデータなどを法的な規制や要件などで順守する必要があり、それがクラウド環境で対応することが難しい場合は、オンプレミス環境での運用が求められることがあります。

特に特定の業界では、厳格なコンプライアンス要件が存在し、クラウド環境がこれに対応できない場合、必要なセキュリティ対策を独自に構築できるオンプレミス環境での運用が求められることがあります。

また、クラウド環境ではデータがネットワークを経由して移動するため、特に機密情報や個人データを取り扱う企業にとってはセキュリティリスクが生じる可能性もあるでしょう。

このような理由から、セキュリティ強化が最優先事項となる企業の場合、クラウドの使用にはリスクがあるため、企業のセキュリティポリシーに適した環境が構築できるオンプレミスへの回帰が選択されることがあります。

オンプレミス回帰が選択される理由③パフォーマンスの問題

オンプレミス回帰が選択される理由:パフォーマンスの問題

オンプレミス回帰が選択される理由の1つは、クラウドを利用した際のパフォーマンスに関する問題です。

クラウドは通常、サーバーを複数のユーザと共有することで柔軟性の向上やコスト削減を図りますが、その一方で複数のユーザが同時に利用することにより、想定以上の負荷がかかり、業務のパフォーマンスに影響を与えることがあります。

一方でオンプレミス環境では、必要なリソースを企業が独占して使用でき、他のユーザによる利用量の変動が業務に影響を与えにくいため、安定性が確保しやすいとされています。

このような理由から、特に業務において安定かつ高いパフォーマンスが必要な場合、企業はクラウドからオンプレミス回帰を選択することがあります。

オンプレミス回帰が選択される理由④障害時の対応面

オンプレミス回帰が検討される理由として、障害時の対応面に不満があるという点も挙げられます。

クラウド環境では、クラウド事業者がインフラの運用・管理を担当するため、障害が発生した際には事業者に対応を委ねることができ、また、障害の内容や規模によっては迅速な対応が期待できることもあります。

しかしこの形態では、企業はクラウド事業者に直接的なコントロールを委ねることになり、障害の規模によっては長らく障害が解消されないというケースも存在します。

一方でオンプレミス環境では、自社でサーバーやネットワークなどを直接管理することができるため、障害が発生した場合に自社のリソースと経験を活かして迅速に対応できるという利点があります。

このように、障害への対応力やコントロールの面がクラウドよりもオンプレミスの方が高いと感じる企業では、オンプレミス回帰が検討されることがあります。

オンプレミス回帰を選択するしかない?クラウド環境を活かしたい場合の新たな選択肢は?

今後検討すべき「ホスティング型プライベートクラウド」

クラウドは運用・保守やセキュリティ対策をクラウド事業者に一任でき、これにより運用コストを軽減できるという利点があります。

しかし、逆にクラウド事業者がコントロールしている部分においては、ユーザーが手出しできないという制約がある点は懸念材料の一つかもしれません。

そのため、クラウド事業者が提供している機能やサービスの範囲が自社のシステムの要件を満たさない場合、そのクラウドサービスを利用できない可能性も考えられます。このような状況では、クラウドの利用を諦めてオンプレミスでの構築が必要となるでしょう。

しかしながら、企業がDXを推進するためには、クラウドの活用が不可欠です。ここで注目すべきなのが、「ホスティング型プライベートクラウド」という選択肢です。

ホスティング型プライベートクラウドは、業務フローやセキュリティポリシー上の理由から完全なクラウド化が難しいシステムでも、自社専用のクラウド環境を構築できるという利点があります。

ホスティング型プライベートクラウドを利用したサービスの特徴

ホスティング型プライベートクラウドを利用したサービスの特徴は以下の通りです。

・自社専用の環境:ホスティング型プライベートクラウドは、自社専用のクラウド環境を構築できます。これにより、他者とのリソース共有を避け、セキュリティとパフォーマンスの向上が期待できます。

・セキュリティの強化:ホスティング型プライベートクラウドはセキュリティ強化を特に重視しており、自社専用のネットワークの構築やアクセス制御を行うことなどが可能です。企業独自のセキュリティポリシーを適用することでデータの機密性が確保できます。

・運用の外部委託:ホスティング型プライベートクラウドは、クラウド事業者が提供する専用のクラウド環境を利用する形態であるため、企業は自社でのインフラ構築手続きの軽減と同時に、専用リソースと高いセキュリティが確保できます。これにより、企業はコアな業務により注力できるようになります。

このように、ホスティング型プライベートクラウドは、クラウド環境を自社が占有できるため、他社の利用者の影響を受けにくく、特にセキュリティ面を確保しやすい点が大きな特徴です。

さらに、オンプレミスに比べて手間がかからず、安価かつ迅速にサービスを利用できるといった利点もあります。

「機密データや個人情報を安全に管理したい」
「専用のプライベートクラウドが必要だが、保守管理に時間をかけたくない」
「初期費用や導入にかかる労力を最小限に抑えたい」

…などとお考えの場合は、「ホスティング型プライベートクラウド」を利用したサービスの使用を検討してみてはいかがでしょうか。

自社独自のプラットフォームが構築できる「プライベートクラウド版SONR」

ホスティング型プライベートクラウドの仕組みを利用したプライベートクラウド版SONRは、自社専用のサーバーで運用するためセキュリティも高く、業務に合わせたオリジナル機能が追加できるなど、独自プラットフォームが構築できるパッケージとなっています。

このプライベートクラウド版SONRには、次の5つの特徴があります。

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  • 自社独自のコミュニケーションインフラを自由に構築できる
  • 企業のニーズに合わせた機能を追加
  • 既存ツールと連携が可能
  • スマホアプリで外出先からアクセス
  • 自社のセキュリティポリシーに合わせた運用

「自社のセキュリティ要件に合わせた運用がしたい」
「すべてのメッセージログを自社のサーバーで管理したい」
「クラウドに関する知識があまりないため具体的なアドバイスがほしい」

このようにお考えでしたら、まずはSONRにご相談ください。クラウドのプロによるアドバイスやサポートで、お悩みや課題点を解決することができます。

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SONRには月額制の安価で導入しやすいクラウド版と
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